宗像市葉山クリニック(内科・脳外科)の撫中です。
7月中旬、インフルエンザA型患者を数名診察した。通常、迅速キットによる検査は流行期の冬場にのみ実施するが、実施してみたら、陽性が出た。沖縄や鹿児島では、夏のインフルエンザは2005年以降、冬場ほどではないが、当たり前のように流行してる。主な要因は、熱帯地方からの持ち込み(東アジア)、エアコン使用による乾燥寒冷環境、などが流行の一端を担っている。だから、夏休み中の子供の流行は少なく、成人に多い。そういえば、今年は6月下旬までインフルエンザB型の感染報告が継続していた。これで、秋口になって涼しくなると流行も沈下するらしいが、すぐ冬だ。結局、切れ目なく、通年、流行することになる。こんなところにも地球温暖化の影響があるのでしょう。