全国的に昨日は大荒れとなり、「春一番」と称される強風が吹き荒れた。この強風で、クリニックの軒下にあった「つばめの巣」がひとつ路面に落ちていた。昨年、巣作りをした後、雀に追われ、空き家になっていた物のうちのひとつであった。いつまであるかと放置していたが、やはり風に耐えられず、落ちたようだ。変化というのは、いつも急に起こるもので、このまま永遠に続くと錯覚しがちだが、やはりそのときは来る。「病気」「寿命」も然りである。「今までこんなことなかったです。」と言われる。いや、その変化のときがきた、とこちらは考えるのだが、言ったほうはまだまだ受け入れができていないことが多い。残念、寂しい、いろんな感情が芽生える。それが整理できたとき、受け入れが完了する。すんなりいかないのが、人間の常だ。出来る限り、すんなりいくようにする事が「医師」の仕事のひとつと思って説明するように心がけている。