筋肉痛が遅れる

宗像市葉山クリニックの撫中です。今まさに筋肉痛です。昨日の運動の後、しばらく経ってからです。運動の「最中」、直後の「筋肉痛」は疲労物質(乳酸)や筋損傷のために起こります。ある程度の負荷がかかり、その負荷を自覚できるから、理解できます。しかし、後日、筋肉痛になるのはどうしてでしょう。その日には体はなんともないのに、遅れて筋肉痛がでます。それは、しっかりと身体を追い込めておらず、中途半端にしか筋肉に刺激が与えられていない場合に、損傷した筋繊維やその周辺組織が回復過程で炎症を起こし、その際に発生する「痛み物質(ブラジキニン、ヒスタミン、セロトニン、プロスタグランジンなど)」が筋膜を刺激し、痛みを伴すことによるのです。つまり、当日、なんともないのは、運動の程度としては、軽かったということで、しかし、損傷は自覚しないところで起こったため、回復過程で「筋肉痛」が起こったのです。多くは その程度の運動しかしていないという「運動不足」が原因です、歳をとると、「筋肉痛が遅れてくる」のではなく、歳をとると、しっかり追い込んだ運動をしなくなるので、「筋肉痛が遅れる」ことになるということです。なるほど、やはり運動は普段から体を追い込み程度にやることが大事。毎日、精神的に追い込まれても「筋肉痛」は起こりませんが、、。