宗像市葉山クリニックの撫中です。今TVドラマで毎週楽しみにしている番組があります。その中で主人公が自身の故郷の方言を使うのですが、非常に難しいアクセントでその地域のことは全く知らない私からすると「上手」にしゃべっていると感心させられます(実際その地域のひとが聞けばまた違うのでしょうが)。私にもふるさとがあります。先週、中学の同級生に正月の同窓会には出席できないという趣旨の電話をしました。その時の会話ははじめから方言で、大学に入るまで使っていた言葉です。自分では方言はいつでもしゃべれるつもりでしたが、違いました。正確には喋れているのですが、友人から出る言葉にはやはり異質なものを感じました。こんなアクセントだったのかって。数分後には同じ調子になっていましたが、長く使わないと、錆びるものです。今使っていることばは、関西弁と九州の言葉が混じっています。純粋な故郷の言葉は全く別に存在していると再認識しました。自分がなにでできているか、改めて考えた日でした。