2025.04.03更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。昨日、April foolの嘘もつきにくくなった、と感想を述べたのですが、午後診療で、患者から予想だにしないことを言われました。「先生、ビニールテープは貼っても咳が止まりませんでした。」と、???。1か月前に、咳が止まらず、息苦しいと訴えた患者に気管支拡張の貼付剤を処方していました。その際、薬剤の「プラセボ効果」について説明し、有効な薬剤が含まれていなくても、約半数のヒトは自覚症状が改善するんだという趣旨のことを話し、だから、「ビニールテープでも効きますよ。」というコメントをしたようです。私は全く記憶がなかったのですが、スタッフが経緯を記憶していました。患者は貼付剤終了の後、ビニールテープを真面目に貼ったのでした。これで、冒頭のコメントになったのです。いやはや、冗談のつもりでしたが、患者は大真面目に実行。けっして責められない事柄でした。それほど医師の言葉は重いということを実感した一件でした。幸い患者は笑顔で、その場はふたりして大笑いでした。

投稿者: 葉山クリニック

2025.04.02更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。昨日、April fool でした。残念ながら、嘘をつきませんでした(それが嘘だという指摘もありますが)。嘘を考える時間的余裕がなかったのでした。昔から、マス・メディア(新聞、ラジオ、など)もウィットにとんだ嘘をついたものでした。それを真に受けた海外の報道機関も真面目に報道したような時代もありました。それらも含め、冗談で済まされていたものでしたが、最近のアメリカ大統領選挙のころから、フェイクニュースが増加して冗談ではないものが散見され、真実と偽るニュースが混在するようになり、April foolがでの冗談である嘘が減少したように感じます。冗談はひとを和ませるものですが、冗談には聞こえない時や、相手によっては侮辱と感じさせることもあり、軽々に冗談も言えなくなってきました。開業時に「診察の中で一笑いさせる」という目標を掲げていたのですが、実行も難しく、たとえ冗談言えたとしても、はたして真意が相手に届いたか否か、不安になる毎日です。しかし、時々、先生は面白いことをいう、といわれることもあり、リスクをおかして挑戦し続ける毎日です。

投稿者: 葉山クリニック

2025.03.19更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。本能とは、実社会でもしばしば使用される言葉であります。しかし、その定義は意外に難解で、医学・生理分野では、使用が限定されています。それは、実社会での使用に多様性がありすぎるためのようです。代表的な語釈は、以下の通りです。

1.生まれたとき、あるいは発達の特定の段階で存在する性質。2.学習なしでも存在する性質。おそらくもっとも一般的な用法。3.遺伝的である性質。高い確率で世代を超えてみられる性質。

一般的に「食欲、性欲、睡眠欲、集団欲、帰巣本能」などよく耳にします。ヒトは本能を発生する脳の上位にそれを制御する大脳が発達した種です。さらに学習という行為で制御のルールを獲得します。しかし、容易には強い本能を制御できず、しばしば本能(情動)に負けて行動するものです。それがルールを破るものであれば、犯罪となることもしばしばです。このルールの線もかなり微妙で、その行為が成就すれば、了承されることとなります。典型例は「恋愛」です。一方的であれば、ストーカー、了承されれば、交際、となります。下等動物に恋があるかどうか不明ですが、ヒトは本能と学習(理性)の間で喜び、苦悩など様々な感情に翻弄され、時を刻んでいます。いろんな人生模様が起こります。「ただ会いたい、ただ触れていたい」と感じる気持ちは純粋でもルールある社会ではすべて許されることではありません。ここにこそ人それぞれの多様で実に面白い人生の源泉があるのでしょうね。

投稿者: 葉山クリニック

2025.02.19更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。人間には寿命があります。言い換えれば、必ず死が訪れるということです。しかし、日常元気な時には、死を意識して生活する人は稀有だと思います。そんな中でも医療従事者は一般の方よりも日常的に死を意識する現場です。そして根本的に、医療はやがて死を迎えたときに「敗北」するわけです。つまり、 最初から、死は自明の事実であり、永遠に死なないこと、を目的としてはいません。しかし、病気になった時には、適切な医療を提供して、当面の死を回避しようと努力します。医療は寿命を受容したうえでそれを全うさせるため、行うものであると換言できるかもしれません。だから、寿命より、かなり手前での病気に対しては積極的に当面の完治を目指しますが、寿命近くでは、そうでないこともしばしばあります。永遠の生は今のところ実現しておらず、医療は寿命までの間の容態の悪さを治すこと、生きている間は元気であること、になんとか役立っているのです。不思議なことに死を迎えるとき、患者、家族から「感謝」されることが稀にあります。治して感謝されることはあっても、死んで感謝されることはない、もしそんなことがあるとしたら、それは医師にとって幸せなことなのかもしれません。

投稿者: 葉山クリニック

2025.01.22更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。日本語以外の言語から、日本語に変換するとき、直訳するとある程度の意味は伝達できるものの、日本人の感性や情緒は伝わらないことがあります。日本語から他の言語への変換も同様だと思いますが。有名な逸話で、夏目漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したというのがあります。学生の直訳に対し、日本人はそんな言い方はしない、これくらいでいい、とたしなめたというものです。また、小説家の二葉亭四迷はロシア文学「片恋」を翻訳する時、「ваша(=yours)」を「死んでもいいわ」と訳しました。yours、つまり「あなたのものよ」という言葉を「死んでもいいわ」と訳したのが、漱石の「月が綺麗ですね」と共通することで、セットとして知られています。しかし、時代が変わり、奥ゆかしいものも減り、逆に直接的に伝えないと伝わらない世の中になってきたのも事実です。日常会話はそれでいいと思いますが、文学では、やはり日本語の感性豊かな行間の風景を彷彿させる表現は残っていってほしいものです。

 

投稿者: 葉山クリニック

2025.01.07更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。時計と地球の自転のずれを調整する「うるう秒」が2035年までに実質的に廃止される見込みとなった。11月に標準時のもとになる時刻の管理を担う国際組織の会議「国際度量衡総会」で決議があった。「うるう秒」は地球の自転(潮の満ち引き)速度のむらによるずれであり、不規則に発生し、直前までわからない。「うるう年」とは地球の公転が元々正確に365日より、わずかに長いため、4年に1度1日プラスすることで調整しており、予測はできるものである。「うるう秒」は原子時計という極めて正確な振動をもとに協定世界時(UTC)できめられる。しかし、インターネット、PCの普及した現在これを調整することによるトラブルが懸念され、廃止されることになった。廃止するしても何百年たっても1-2分のずれということで、許容されるようだ。「うるう年」は従来通りであり、オリンピックは開催される。最初に聞いたときの心配はなくて済みそうだ。

投稿者: 葉山クリニック

2024.12.18更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。ちなみにある統計によると、人が一生のうちに出会える人数は3万人程度だそうです。学校や仕事を通じて近い関係になる人は、3,000人、親しい会話ができる人は、300人、友達と呼べる人は、30人、親友と呼べる人は、3人。寿命が80年だとすれば、29,200日となりますので、一日1人と会っていることになります。日本の人口は1億2,000万人強ですから、出会える割合は0.025%です。(インターネットより抜粋)つまり、人と出会えたこと自体、奇跡的だということです。出会うだけではなく、再会し、さらに関係を深め、心が動き、あるいは相手の心を揺さぶるような出会いが起きます。そうなると出会いの数だけではなく、質が問題になります。出会えてよかったと思うこと、または、その逆。しかし、一生という時間のなかではすべて体験となり、その人の糧となります。「未経験の後悔より、経験の後悔」。引きこもり数年間を外界と遮断して生きていく人もいます。人は、出会うために生まれてきたと思えます。一番いいのは、好きな人と一緒にいること、好きなことをすること、ではないか、と思います。

 

投稿者: 葉山クリニック

2024.12.04更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。現代社会はストレスが多く、人々は傷ついています。そんなとき、かける言葉として、何が一番優しい言葉なのか、考えてみました。過去のアンケートでは、「心配するな」「好き」「ありがとう」などが上位でした。みんないい言葉です。こころを癒すという意味では、毎日、使っている「おやすみなさい」が個人的には好みです。今日のことは済んだこと、思考も行動もやすんでいいよ、ということでしょう。また、前に進んでいる時でも、いったん止まっていい、と言ってくれてるようです。人、それぞれに優しい言葉は違うけれど、優しい言葉を発していれば、社会も少し柔らかな時間に包まれるかもしれません。

投稿者: 葉山クリニック

2024.11.27更新

漫画のタイトルがまちがってました。

「読むたびに幸せを」

でした。訂正してお詫びいたします。

投稿者: 葉山クリニック

2024.11.26更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。表題は大学の同級生の子息が書いた漫画のタイトルです。月間ガンガンという雑誌に読み切りとして12月号に掲載されました。今後の反響によっては、連載となる大事な時期だそうです。同窓生に応援の輪が広がり、アンケートでの高評価が集まっているようです。創造することは難しく、批判は容易です。若いひとの挑戦を応援します。私も母親に支援され、大学まで、いけました。「意志あるところ、道ありWhere there is a will,there is a way」

投稿者: 葉山クリニック

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