2015.04.30更新

宗像市葉山で開業して6ヶ月。

地区は美しく環境整備され、住人の方々は、品の良さをお持ちである。ご夫婦で定年後を仲良く過ごされているイメージが一番に湧く。以前、見た「黄昏」というヘンリー・フォンダ、キャサリン・ヘップバーン主演の映画をおもいださせてくれた。静かで平穏な生活、自身の老い、やがてくる人生の終焉を見事に表現した映画である。映画には医療、病気を題材にしたものが少なからずある。個人的には、脳神経系に関連した映画が印象にある。例えば、「レナードの朝」「ロレンツオのオイル」「パッチアダムス」など。「老い」と「医療」の交わる処には、「認知症」がある。認知症を改善させる治療が待たれるところ、大規模な治験が始まる

 

投稿者: 葉山クリニック

2015.04.30更新

宗像市葉山で開業して6ヶ月。

地区は美しく環境整備され、住人の方々は、品の良さをお持ちである。ご夫婦で定年後を仲良く過ごされているイメージが一番に湧く。以前、見た「黄昏」というヘンリー・フォンダ、キャサリン・ヘップバーン主演の映画をおもいださせてくれた。静かで平穏な生活、自身の老い、やがてくる人生の終焉を見事に表現した映画である。映画には医療、病気を題材にしたものが少なからずある。個人的には、脳神経系に関連した映画が印象にある。例えば、「レナードの朝」「ロレンツオのオイル」「パッチアダムス」など。「老い」と「医療」の交わる処には、「認知症」がある。認知症を改善させる治療が待たれるところ、大規模な治験が始まる

 

投稿者: 葉山クリニック

2015.04.22更新

ストレスの多い時代です。多分、昔より。その分、ストレス解消の方法も増えました。が、人が集まり、酒を酌み交わす手法は古代より受け継がれ、現代でも脈々と生きています。それほど多くのストレス解消方法を持たなかった時代に、「暦」に応じて毎月、人々は宴会に興じていました。1月新年、七草、2月節分、3月桃の節句、4月花見、 5月端午の節句、6月衣替え、大祓い、7月七夕、8月お盆、9月秋祭り、15夜、10月13夜、衣替え、11月七五三、12月年忘れ、というふうに。ひと月に1回は、息抜きしていたわけです。人がストレスを耐えていられる期間はそう永くはないでしょう。「暦」はこのあたりの事情をよく理解し、経験的にガス抜きするための理由を「行事」として与えてきたのだと思います。現在、季節感が薄れ、「行事」もすべてこなすことが困難になってきています。これは、果たしてストレス社会の結果なのか、原因なのか、いずれにしても忙しく、慌しいことです。

投稿者: 葉山クリニック

2015.04.22更新

ストレスの多い時代です。多分、昔より。その分、ストレス解消の方法も増えました。が、人が集まり、酒を酌み交わす手法は古代より受け継がれ、現代でも脈々と生きています。それほど多くのストレス解消方法を持たなかった時代に、「暦」に応じて毎月、人々は宴会に興じていました。1月新年、七草、2月節分、3月桃の節句、4月花見、 5月端午の節句、6月衣替え、大祓い、7月七夕、8月お盆、9月秋祭り、15夜、10月13夜、衣替え、11月七五三、12月年忘れ、というふうに。ひと月に1回は、息抜きしていたわけです。人がストレスを耐えていられる期間はそう永くはないでしょう。「暦」はこのあたりの事情をよく理解し、経験的にガス抜きするための理由を「行事」として与えてきたのだと思います。現在、季節感が薄れ、「行事」もすべてこなすことが困難になってきています。これは、果たしてストレス社会の結果なのか、原因なのか、いずれにしても忙しく、慌しいことです。

投稿者: 葉山クリニック

2015.04.11更新

例えば、「中華料理店症候群」。

化学調味料を食べ過ぎると頭痛がする。1968年「New Ingland Journal Medicine」にこの報告が掲載された。他の研究者やWHOも調査したが、同様の結果を追試できなかった。にもかかわらず、噂は絶えない。このように、疫学的には否定されているものの、根強い実体険が元になっている諸説というものは多い。個人の経験は、いうまでもなく、事実である。大体の場合、ひとつの要因で結果を論じる。一方、医療は多くの要因を疫学的に処理をし、結果を論じる。そこにはギャップが生じる。このギャップをうめること、相互に同じ見解を共有することができればいいのだが、日々、これに苦労している。

投稿者: 葉山クリニック

2015.04.08更新

「朝は朝星、夜は夜星。昼は梅星(干し)、戴いて、ああ!酸っぱい(失敗)は成功の素」

中学時代の恩師の言葉。この冬、このとおりの生活だった。毎日、同じ時刻に出勤する。冬場はまだ暗く、星が瞬いている。それが、ある日、突然、日の出に遭遇する。徐々に明るくなるというのが常識だろうが、なんと言われても突然なのである。通常見慣れたものは「みなし」でやり過ごす。ときに、人は新奇な感覚に立ち返る。日常の診療も常にこうでありたい。

投稿者: 葉山クリニック

2015.04.08更新

このほど、「日本老年医学会」より、高齢者に対する使用中止を考慮すべきだとする薬剤50種が公表された。睡眠、痛み止め、胃薬など身近な薬が多く含まれています。実際には、このことを踏まえて個々に対応していくことになるのでしょう。

投稿者: 葉山クリニック

2015.04.08更新

その頃、クリニックのインターホンがよく鳴った。俗に言うピンポンダッシュ。

数人の小学生の姿が録画されていた。数日後、一組の母子がそのことを謝罪に

訪れた。母親に促されて、「ごめんなさい」。

サンタさんが来ないかも知れないと心配して母親に打ち明けたのだ。

大きな勇気が必要だったろう。母親は固辞したが、チョコレートを手のひらいっぱいあげた。失敗したときの後始末の仕方をあらためて教えてもらった日であった。

投稿者: 葉山クリニック

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